彼の電話待ち

昨晩は家庭内のいざこざを彼に5通に分けた超長文で送りつけ、私が間違っているかどうかの判定をしていただいた。
彼の返答はまとめると、「間違っていない。ただし、要領が悪くて怒り過ぎ」。
私は「治すべき点」を聞けば良かったなぁ。
「私の間違っている点はどこですか?」と聞いてしまったので。
もちろん、「間違っている」=「今後の改善点にしよう」というつもりで聞いたのだけど。
間違った価値観の刷り込みが怖い。
怖い。
 
治したい。
もう、虐待の残滓をくっつけられても感情任せに唸ることはなくなった。
至近距離で男に言葉の限りに絶叫して罵られて要求されて付け回されても、普通のトーンで「近所迷惑だから静かにね」と言えた。
泣き叫びたいほど緊張を押し殺して頑張らなくても自然にそれができた。
これも多分彼のおかげ。
そして、あの屑の思い通りの反応をするくらいなら死んでやると決意した中学生の私のおかげ。
怖い目に合ったから、真剣に考えて決意したんじゃないよ。
私はずっと決意したままなんだよ。
今、何をされても必死で無表情と無視を徹底していた期間が報われている。
馬乗りで殴られる恐怖が同時にはっきりとあるのに、自然な気持ちで言えるようになるなんて。
 
あとは、彼の価値観をできるだけトレースするだけ。
誰が悪いと感じるか、は、多分できるだけ同じ方が、より長く一緒にいるために都合がいいはず。
彼基準になりたいから彼に聞くの。
私は間違ってる?って。
超長文を送りつけられても文句一つ言わず夜勤の合間に目を通し、問いに的確に答えてくれる。
不安定になったと見れば、必ず私の調子を確認して予定を決めてくれる。
絶対に裏切っちゃいけない。
絶対に逃げられちゃいけない。
うへ。私ものすごおおおおくもてない女みたい。
長文送りつけとか本気でキモチワルイのに耐えてくれるのね。
私も応えるよ。